ピラティスで頭痛が改善するって本当?

原因にアプローチするピラティスの効果とおすすめエクササイズ
「慢性的な頭痛に悩まされている」
「薬に頼りたくないけど、どうにかしたい…」
そんな方に注目されているのが、ピラティスによる頭痛改善効果です。
一見、頭痛と関係がなさそうに思えるピラティスですが、実は根本的な原因に働きかけてくれるアプローチとして注目されています。
今回は、なぜピラティスで頭痛が軽減されるのか、その理由とおすすめのエクササイズをご紹介します。
◆ 頭痛の原因は「姿勢の乱れ」や「筋肉のこり」にあり
頭痛にはさまざまな種類がありますが、ピラティスで改善が期待できるのは主に以下のような「筋緊張性頭痛(緊張型頭痛)」です。
▼ 筋緊張性頭痛の主な原因:
•長時間のスマホ・パソコン使用による猫背・巻き肩
•首・肩・背中の筋肉の緊張やコリ
•血行不良による酸素不足
•ストレスや自律神経の乱れ
これらに共通するのが、姿勢の乱れと筋肉のアンバランス。
ピラティスはこの問題に対して、体幹の安定化・筋肉のバランス調整・深い呼吸を通して、内側から改善を目指します。
◆ ピラティスが頭痛改善に効果的な理由
1.姿勢改善で首・肩まわりの負担を軽減
→ 骨盤・背骨・頭の位置が整い、首や肩にかかる負担が減少。
2.筋肉のこりを解消し血流を促進
→ 肩甲骨まわりや首すじの血行が良くなり、筋肉の緊張が和らぐ。
3.自律神経を整える呼吸法
→ 胸式呼吸で交感神経を安定させ、緊張やストレスの軽減に。
4.ストレス発散・メンタルの安定
→ 集中することで“今ここ”に意識が向き、脳がリラックス状態に。
◆ 頭痛改善におすすめのピラティスエクササイズ
① 肩甲骨のモビリティ(可動域)アップ
【エクササイズ:アームサークル】
仰向けで両腕を大きく回すことで、肩まわりの緊張をほぐします。
→ 肩こり・首こりが原因の頭痛に◎
② 胸を開いて呼吸を深める
【エクササイズ:チェストリフト with ブリージング】
仰向けの状態で、頭と肩を軽く持ち上げた状態で深呼吸。
→ 胸郭が広がり、血流&酸素供給が改善。
③ 姿勢改善+首の安定性アップ
【エクササイズ:ネックノッド】
仰向けで首を小さく縦にうなずく動き。
→ 首まわりの筋肉を優しく刺激し、バランス調整に。
④ 自律神経を整える“呼吸”だけのエクササイズ
【エクササイズ:胸式呼吸(ラテラルブリージング)】
肋骨を横に広げる意識で呼吸する練習。
→ 交感神経と副交感神経のバランスを取り戻します。
◆ 注意点:ピラティスを行う際のポイント
•無理に動かさず、「気持ちいい範囲」でOK
•頭痛が強いときは無理せず休む
•姿勢を意識しながら、ゆっくりとした動きを心がける
•頻度は週2~3回からでも効果実感できることが多い
◆ まとめ:薬に頼る前に、まずは“整える習慣”を
ピラティスは、ただ運動するだけでなく、頭痛の原因となる身体のクセや緊張を根本から整えることができます。
毎日の生活に少しずつ取り入れることで、
「気がついたら頭痛が減っていた」
という実感を得られる方も多いです。
もし「姿勢の崩れ」「肩や首のこり」「ストレス」が思い当たるなら、
ぜひピラティスで、体と心を整えてみてください。