ピラティスの呼吸法「胸式呼吸」とは?

2025年7月19日

体幹を鍛えるカギは“呼吸”にあった!

 

ピラティスのレッスンでよく耳にする「胸式呼吸」。

「胸で呼吸するってどういうこと?」「お腹を膨らませちゃダメなの?」と戸惑ったことのある方も多いのではないでしょうか。

 

ピラティスの効果を最大限に引き出すためには、この**胸式呼吸(きょうしきこきゅう)**がとても重要です。

今回は、その仕組みとメリット、実践のコツまで詳しく解説します。

 

 


 

◆ 胸式呼吸とは?腹式呼吸との違い

 

まず呼吸には主に2種類あります。

呼吸法

主に使う筋肉

呼吸の仕方

よく使われる場面

腹式呼吸

横隔膜

お腹を膨らませるように吸う

ヨガ・リラックス時

胸式呼吸

肋間筋(ろっかんきん)

肋骨を左右に広げるように吸う

ピラティス・運動時

 

ピラティスで用いる「胸式呼吸」は、

お腹を引き締めたまま、肋骨を左右に広げるように吸う呼吸法です。

 

腹式呼吸のようにお腹をふくらませず、体幹(お腹周り)をしっかりと安定させた状態で呼吸を行います。

 

 


 

◆ なぜピラティスでは胸式呼吸を使うの?

 

ピラティスでは、「コア=体幹」を常に意識しながら動くことが基本です。

胸式呼吸を使うことで、お腹の力(腹横筋などの深層筋)を抜かずに呼吸ができるため、常に体幹が鍛えられる状態を作り出せます。

 

つまり、

✅ 呼吸をするたびに「体幹トレーニング」になる!

ということ。

 

さらに胸式呼吸には以下のメリットもあります:

•背中や肋骨まわりの筋肉が活性化

•姿勢の改善につながる

•集中力が高まり、動きが丁寧になる

•自律神経が整う

 

 


 

◆ 胸式呼吸のやり方:基本ステップ

 

① 楽な姿勢で座るか仰向けに寝て、背筋をまっすぐに保つ

② お腹に軽く力を入れて、へこませた状態をキープ

③ 鼻から息を吸いながら、肋骨を左右に広げるように意識

④ 口から息を吐きながら、肋骨を締めるようにして息を出す

⑤ 吐くときにさらにお腹を引き締め、背骨が安定している感覚を持つ

ポイントは、お腹を動かさず、肋骨を動かすこと

 

最初は難しく感じるかもしれませんが、毎回のレッスンで少しずつ意識することで、自然と身についていきます。

 

 


 

◆ 呼吸に意識を向けることで、動きも変わる

 

ピラティスでは、呼吸と動きを合わせて行うことで、筋肉の働きを高めたり、可動域を広げたりする効果があります。

 

•吸うとき:背骨や胸が広がりやすくなる(準備・伸ばす動作)

•吐くとき:体幹を安定させやすくなる(動作の中心をつくる)

 

この「吸う・吐く」タイミングを動作に合わせる。ことで、エクササイズの効果がグッと上がります。

 

 


 

◆ まとめ:胸式呼吸は“ピラティスの基礎”であり“極意”!

 

胸式呼吸は、単なる呼吸法ではありません。

それは、**身体を芯から引き締め、正しい姿勢や集中力を生み出すための“技術”**でもあります。

 

最初は難しくても大丈夫。

呼吸に意識を向けるだけで、レッスンの質が変わります。

ピラティスを続けながら、少しずつ胸式呼吸をマスターしていきましょう!

 

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