脂質=太るはもう古い!? ダイエット中に摂取してもよい脂質とは?

ダイエット中、「脂質は控えた方がいい」と思っていませんか?
たしかに脂質は1gあたり9kcalと、糖質やたんぱく質の2倍以上のエネルギーを持つため、摂りすぎれば太る原因になります。
しかし、実は脂質にも「良い脂」と「悪い脂」があり、体に必要な“良質な脂”を摂らなければ、代謝が落ちて痩せにくくなることも!
今回は、ダイエット中に摂取しても良い脂質と、その上手な摂り方について解説します。
◆ 脂質の役割とは?
脂質は単なるエネルギー源ではなく、
•ホルモンや細胞膜の材料
•脳や神経の健康維持
•脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収をサポート
•満腹感の持続
といった健康維持・美容・ダイエットすべてに欠かせない栄養素です。
重要なのは、「脂質を完全に避けること」ではなく、“良質な脂”を選ぶことなんです。
◆ ダイエット中に摂っても良い脂質とは?
✅ 1. 不飽和脂肪酸(良質な脂)
体に良いとされるのは、主に不飽和脂肪酸と呼ばれる脂です。
・オメガ3脂肪酸(抗炎症・代謝アップ)
•含まれる食品:青魚(サバ・イワシ・サンマ)、亜麻仁油、チアシード、くるみ
•効果:脂肪燃焼サポート、血流改善、ホルモンバランス安定
・オメガ9脂肪酸(美容と健康サポート)
•含まれる食品:オリーブオイル、アボカド、ナッツ類(特にアーモンド)
•効果:コレステロールバランス調整、美肌効果、満腹感アップ
❌ 避けたい脂質:飽和脂肪酸・トランス脂肪酸
・飽和脂肪酸
•肉の脂身、バター、生クリームなど
•摂りすぎると内臓脂肪の蓄積や動脈硬化の原因に
・トランス脂肪酸(最も避けたい)
•マーガリン、ショートニング、スナック菓子、加工パンなど
•代謝を落とし、肥満・心臓疾患リスクを高める悪玉脂質
◆ 摂取の目安は?
厚生労働省の推奨では、脂質の摂取量は総摂取カロリーの20〜30%程度が理想。
ダイエット中でも、**1日40〜50g前後(体重・活動量により変動)**の脂質は必要とされています。
ポイントは、「量より質」。
低脂質を意識するよりも、「どんな脂を摂っているか」が体型と健康を左右します。
◆ 良質な脂質を摂るおすすめの方法
食材 |
おすすめの使い方 |
オリーブオイル |
サラダやスープに小さじ1杯プラス |
アボカド |
朝食やサンドイッチにプラス |
サバ缶 |
タンパク質と脂質を同時に摂れる |
ナッツ(無塩) |
おやつに5~10粒程度 |
亜麻仁油・えごま油 |
ヨーグルトやスムージーにかけて |
※油類は熱に弱いものもあるので、加熱せず“かける”使い方が◎です。
◆ まとめ:脂質は“敵”ではなく“味方”に!
脂質を完全にカットしてしまうと、代謝が下がり、リバウンドやホルモンバランスの乱れの原因になります。
ダイエット中こそ、良質な脂質を「適量」摂ることが、美しく痩せる近道です。
「脂質=悪」ではなく、正しく選べば脂質はダイエットの強い味方。
ぜひ明日からの食事に、オリーブオイルや青魚を取り入れてみてくださいね!