静的ストレッチと動的ストレッチの違いとは?目的に合わせた賢い使い分け方

2025年7月11日

運動やボディメイクに取り組む中で、「ストレッチ」は欠かせない要素の一つです。筋肉を柔らかくし、ケガの予防やパフォーマンス向上にも役立ちます。しかし一口にストレッチと言っても、「静的ストレッチ」と「動的ストレッチ」の2種類があることをご存じでしょうか?

この2つの違いと、それぞれの適切なタイミングについて知ることで、より効果的なストレッチができるようになります。

 


 

静的ストレッチとは?

静的ストレッチ(スタティックストレッチ)は、筋肉をゆっくりと伸ばし、一定時間その状態をキープするストレッチ方法です。たとえば、太ももの裏(ハムストリングス)を伸ばすために前屈し、その姿勢を15〜30秒保つといったものです。

 

【主な効果】

•筋肉の柔軟性向上

•疲労回復の促進

•心身のリラックス

•ケガの予防(運動後に効果的)

 

【おすすめのタイミング】

運動後や入浴後のクールダウン時に最適です。副交感神経が優位になり、身体がリラックスした状態になるため、ストレッチ効果も高まりやすくなります。

 


 

動的ストレッチとは?

動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)は、体を動かしながら関節や筋肉を伸ばす方法。ウォーキングや腕回し、もも上げ、ラジオ体操のような動きがこれに当たります。

 

【主な効果】

•筋温を上げる

•神経と筋肉の連携を高める

•パフォーマンスの向上

•ケガの予防(運動前に効果的)

 

【おすすめのタイミング】

運動前のウォームアップ時に行うのが効果的です。体をしっかり温めることで、動きやすくなり、筋肉や関節の可動域も広がります。

 


 

◆ まとめ:使い分けがカギ!

タイプ

静的ストレッチ

動的ストレッチ

目的

柔軟性向上・疲労回復

ウォームアップ・筋温アップ

タイミング

運動後・入浴後

運動前

動き

静止して伸ばす

動かしながら伸ばす

代表例

前屈・開脚ストレッチ

ラジオ体操・もも上げ

 


 

◆ 最後に

目的やタイミングに応じてストレッチの種類を正しく選ぶことは、トレーニング効果を高めるうえでとても重要です。

「今日は運動前だから動的ストレッチで体を温めよう」「寝る前は静的ストレッチでリラックスしよう」など、自分のライフスタイルに合わせて上手に取り入れてみましょう。

ストレッチを習慣にすることで、体は確実に変わっていきます。ぜひ今日から、意識してみてくださいね。