生理中にトレーニングはしても良いの?

「生理中は無理しない方がいいって聞くけど、運動しても大丈夫?」
「むしろ、体を動かした方がいいっていう話もあるし…」
女性なら一度は悩んだことがある「生理とトレーニング」の関係。
実は、無理のない範囲での運動は、生理中の不快感をやわらげてくれることもあるんです。
今回は、生理中の運動について、医学的な視点と実体験を交えて解説します。
⸻
■ 結論:体調に合わせれば、運動してもOK!
生理中はホルモンバランスが大きく変化する時期。
そのため、体調や気分の波があるのは当然のこと。
無理に動く必要はありませんが、軽い運動なら逆にメリットもあるんです。
⸻
✅ 生理中の軽い運動のメリット
● 血行促進で腰痛や冷えを軽減
軽めのストレッチやウォーキングは血流を良くし、体の重だるさをやわらげてくれます。
● 気分転換になる
運動によって「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌され、イライラや不安が軽くなることも。
● むくみや便秘の解消にも効果的
適度に体を動かすことで内臓の働きが促され、むくみ対策にも。
⸻
⚠️ 注意したいポイント
× 激しい運動や無理はNG
生理の1〜2日目など体調が不安定な時は、ハードな筋トレや高強度の有酸素運動は控えて。
× 貧血やめまいを感じたら中止
経血量が多い日や、立ちくらみがある場合は安静が最優先。
× 生理痛が重い人は無理せず休んで
「がんばらない」ことも健康のためには大切です。
⸻
■ おすすめの運動内容(生理中)
種類 |
内容 |
目安 |
軽いストレッチ |
背中・腰・股関節まわりをゆるめる |
10~15分 |
ヨガ・ピラティス |
深い呼吸とともにゆっくり動く |
朝や寝る前に |
ウォーキング |
リズムよく歩くとリフレッシュ効果も |
20~30分 |
骨盤まわりのエクササイズ |
血流アップ、冷え対策に◎ |
無理ない範囲で |
■ 生理中におすすめしない運動
•長時間のランニング
•HIITなどの高強度トレーニング
•腹筋系の過度な刺激(痛みがある人)
•サウナスーツなどの“汗だし系”の無理な減量運動
⸻
■ まとめ:生理中も“自分のペース”が正解!
生理中は「動いてもいい」「休んでもいい」——どちらも正解です。
大切なのは、体と相談しながら無理せず、自分に合ったペースを選ぶこと。
日によって違う体調を受け入れ、やさしく向き合っていくことが、健やかで美しい体づくりへの近道です。