生理中にトレーニングはしても良いの?

2025年7月3日

「生理中は無理しない方がいいって聞くけど、運動しても大丈夫?」

「むしろ、体を動かした方がいいっていう話もあるし…」

女性なら一度は悩んだことがある「生理とトレーニング」の関係。

実は、無理のない範囲での運動は、生理中の不快感をやわらげてくれることもあるんです。

今回は、生理中の運動について、医学的な視点と実体験を交えて解説します。

 

結論:体調に合わせれば、運動してもOK

 

生理中はホルモンバランスが大きく変化する時期。

そのため、体調や気分の波があるのは当然のこと。

無理に動く必要はありませんが、軽い運動なら逆にメリットもあるんです。

 

生理中の軽い運動のメリット

 

● 血行促進で腰痛や冷えを軽減

軽めのストレッチやウォーキングは血流を良くし、体の重だるさをやわらげてくれます。

 

● 気分転換になる

運動によって「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌され、イライラや不安が軽くなることも。

 

● むくみや便秘の解消にも効果的

適度に体を動かすことで内臓の働きが促され、むくみ対策にも。

 

⚠️ 注意したいポイント

× 激しい運動や無理はNG

生理の1〜2日目など体調が不安定な時は、ハードな筋トレや高強度の有酸素運動は控えて

 

× 貧血やめまいを感じたら中止

経血量が多い日や、立ちくらみがある場合は安静が最優先。

 

× 生理痛が重い人は無理せず休んで

「がんばらない」ことも健康のためには大切です。

 

■ おすすめの運動内容(生理中)

 

種類

内容

目安

軽いストレッチ

背中・腰・股関節まわりをゆるめる

1015

ヨガ・ピラティス

深い呼吸とともにゆっくり動く

朝や寝る前に

ウォーキング

リズムよく歩くとリフレッシュ効果も

2030

骨盤まわりのエクササイズ

血流アップ、冷え対策に◎

無理ない範囲で

 

■ 生理中におすすめしない運動

 

•長時間のランニング

•HIITなどの高強度トレーニング

•腹筋系の過度な刺激(痛みがある人)

•サウナスーツなどの“汗だし系”の無理な減量運動

 

■ まとめ:生理中も“自分のペース”が正解!

 

生理中は「動いてもいい」「休んでもいい」——どちらも正解です。

大切なのは、体と相談しながら無理せず、自分に合ったペースを選ぶこと

日によって違う体調を受け入れ、やさしく向き合っていくことが、健やかで美しい体づくりへの近道です。